黒麹→すっぱフルーティ甘酒・未知の味の塩麹
先日、初めて黒麹を作ってみました。
この黒麹なるものは、稲に住みつく白や黄麹カビとは違い、熱帯のカビが使われてます。
青ヶ島と言う伊豆諸島最南端の島では、野外で火山の噴火口に生えてる葉っぱを蒸した麦に被せて数日置き、出来上がった麦麹を使って各家庭で芋焼酎を作るんだとか。
それと同じ菌なんじゃないかなと思われます。
今回は適当に、いつもと同じ麹の仕込み方法で作ってみました。
因みに今回使用した種麹
少量（20g)でも販売してるの発見
↓
いつもは麹を仕込むと甘い芳しい香りがして、出来上がった麹は栗のようでつまみ食いが進むのですが、漂う香りも控えめ。
味見すると、思った以上に酸っぱくて驚き。
レモンのような、フルーティな酸っぱさ。
手も汚れるし、つまみ食いには不向きな麹です。
作って味わってみて、まるっきり今まで作ってた麹とは別物なんだな〜と実感。
手始めに、甘酒を仕込んでみました。
いつもは仕込むとすぐに甘〜い香りで楽しい甘酒作りですが、そんな匂いもほぼ無し。
しばらくはひたすら酸っぱいだけだったので「大丈夫かいな」と思ったのですが、数時間後にはちゃんと甘さも出てきて、美味しく仕上がりました。
ネットで見て試しましたが、これ、牛乳と相性が良いです！
フルーティな、ヨーグルトのような味わい。
夏バテなんかにとても良さそうです。
スムージーに入れたら美味しそう！
トロピカル〜！と言う感じの味です。
しかし、今まで飲んでた甘酒の味とは全く別物。
今まで食べたもので一番これに近い味のものといえば・・・
こんなのを冬のカルガリーで仕込んでる私・・・
このカビ菌、目覚めて
「え？寒・・・」
って思ってるんじゃないかしら、なんてことを妄想しながら作ってました。
塩麹はまだ仕込み中ですが、塩麹独特の旨味が今のところ全く感じられない上に芳醇な香りもゼロ。
どんな仕上がりになるのか楽しみです。
因みに発酵デパートメントサイトで見た情報によると、この黒麹の胞子はとんがってるらしく、吸い込むとイガイガするらしいです。
仕込みの時は吸い込み対策をしっかりして、ゴーグルもした方が良いと書いてありました。
やたらめったクンクンしちゃダメなのですね（しまくったけど）。
次回から注意します。
他にも、乾燥しやすい、黄麹と一緒に仕込まない（かなり菌が強く、場合によって黄麹が黒麹に変身する）ともありました。
夏の日本は一般的な麹作りには向かないと言われてますが（雑菌入りやすい）、この黒麹はつよ〜い熱帯の菌と言うことで、比較的簡単に美味しく作れるんじゃないかしら？
いつか真夏の日本で、野外でワイルドな麹作り、やってみたいな！
そして、夏になったらこの黒麹の甘酒を再び仕込み、アイスクリームやシャーベットを作ってみたいです。
他にも、スイーツの上にかけるソースをこの甘酒にしても美味しいんじゃないかな〜。
レアチーズケーキとかタルトとかバニラアイスクリームとか。
ポテンシャルの高さを感じます！
読んでくれてありがとうございます❣️ランキングエントリーしてます。下の絵をポチッとしてくれたら嬉しいです❣️
↓
