くいしんぼうよしこの日記

カルガリー移住あれこれ

君の名はの口噛み酒と、奄美大島のミキ作り

相変わらず色々育ててます。

緑豆も8日でこんな感じに!

 

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白いもやしではなく、青々とした豆苗のような野菜に育てたいので、日光に晒して作ってます。

ちょっと葉っぱの形が虫の羽みたい・・・

 

 

どぶろくの元になる、そやし水も仕込んでます。

その話はまた今度・・・

 

 

 

色々手作り発酵食品について調べてるうちに、奄美大島のミキという発酵飲料に行き着き、これを作ってみたくなりました。

 

奄美大島は米とサツマイモ、水で仕込みます。

 

整腸作用が強くて、アトピーをこれで治した人がいたり、これに魅せられて奄美に移住してしまった人までいたり。

 

いつも飲んでるスムージーに入れてる、ヨーグルトの代わりにならないかな?

試してみる価値はありそう。

 

しかし、なんでサツマイモが必要なんだろ?

サツマイモ無しでなんとかならないかな?

 

 

そんなことを考えたのは、こっちで売ってるサツマイモがあんまり私の好みの味でなかった(中身が黄色の種類)と言うのが理由の一つ。

 

それに、単純になんでサツマイモなのか?知りたかった。

 

 

と言うわけで、今回私は家にあったカボチャを摩り下ろして使ってみる事に。

甘さが足りなそうなので、粗製糖をちょびっとプラス。

 

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しょっぱなから邪道を仕込む事に。

正規の味も知らんのに。

 

 

しかし色々ネットで探してみると、どうやら沖縄本島ではサツマイモを使っていなかったとか・・・

 

今では本島のやり方は廃れてしまったとの事で、なかなかこのサツマイモ無しの仕込み方法が見つけられない・・・

 

そこで見つけたそれらしき情報がこれ。

 

ja.wikipedia.org

 

抜粋すると、

 

南西諸島における口噛み酒の起源は不明であるが、15世紀に編纂された『朝鮮王朝実録』には1461年の那覇での見聞として「酒は15歳の処女に口を漱いで飯を咬ませて醸した」旨が、また、1477年の与那国島での見聞として「米を水に漬けつけた女に噛ませて粥にし、木桶で醸すと3から4日で熟し、さらに置くと酸っぱくなった」旨が記されている[8][2]。さらに、1534年から琉球に赴いた冊封使・陳侃は、「酒を造るには、水で米を漬けて越宿し、婦人に口嚼させて手槎して汁を取りこれを為る。名付けて米奇という。」(酒以水潰米、越宿令婦人口嚼、手槎取汁為之、名曰米奇)旨の記録を残しており、「米奇」が漢字音からミキにあたるとされる[8]

 

 

これは・・・

 

あの、「君の名は」に出てた、口噛み酒。

 

きっとこの「口噛み」製法が倦厭されて廃れて、サツマイモ製法が生き残ったんだな。

 

 

この口噛みミキ、調べると作ってるけったいな人もいたりして。

しかも美人の処女ではなく、おっさんが作ってた。

 

dailyportalz.jp

 

この人は、炊いた米じゃなくて、生米をもしゃもしゃ噛み砕いて作ってました。

昔はフープロとか無かったから大変・・・

 

 

若い子の方が口内環境がいいから処女って事になってるのかもしれない。

そしてきっと飲む側からすると、汚いおっさんより美人が噛んだ方が嬉しいって事かな。

 

我が家にもそこそこ該当する人が一人いますが、この人納豆を常食するので、ジャパンオバハン代表(私)が、怖々やってみることにしました。

 

 

 

実行前に、念入りに歯を磨き(歯磨き粉無し)、更に塩でもう一度磨きました。

 

残りご飯をおかゆ状に伸ばし、人肌に冷ましたもの茶碗半分

ここによく噛んだ、残りご飯3口分を投入

(デイリーポータルでは生米だったけど私は炊いたやつで)

 

この、おかゆに噛んだ米を吐き出す感じは、禁断の園に足を踏み入れるような・・・

 

きっと大人になってオムツにおしっこする時と同じ気分。

 

 

家族の目を避けながら、コッソリ実行。

 

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蓋の代わりにティッシュを上に被せておきました。

 

 

カボチャのミキと共に、仕込む事半日・・・

(味見ついでに時々綺麗なスプーンでかき混ぜてます)

 

 

カボチャの方は、相変わらず青臭い。

 

甘いけどこれは砂糖を加えたからで、それ以上の変化はない。

 

 

しかし、口噛みの方は・・・

 

 

すでに甘い!

 

カボチャの砂糖入りと同じくらい、甘い!

甘酒のような・・・?

あれ?こっちの方が、断然美味しい!

こ、これは・・・

軽く動揺。

 

カボチャがあまりにも変化無しなので、お湯の中で少し温めてみました。

 

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口噛みの方はそのまま常温で放置。

 

 

一日経過

 

口噛み

柔らかい甘さが増している

 

カボチャ

青臭い中に酸味発生

 

 

1日半

 

口噛み

甘い中にほのかな酸味

美味しい

 

カボチャ

水キムチのような酸味。

しかし、やっぱりこれをスムージーとかに入れて飲む気はしない。

 

やっぱりカボチャは一向に美味しくなりません。

これで生種を起こしてパンでも焼いてみようか。

次回はちゃんとサツマイモでやってみるかな。

バナナも試してみたい。

 

 

きっと両方共にミキとしてはここで完成なんだろうけど、この口噛みの方、置いておくと酒になるのか?

あと二日程様子をみる事に。

 

 

続く・・・

 

 

 

 

 

 

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